
パフュームオイルファクトリーは、「名も無き一日を、香りで彩りたい」というコンセプトのもと、日本で誕生したオイル香水を展開するフレグランスブランドです。
今回ご紹介するのは、<The ORIGINAL No.15 バニラ・オレンジ>
「気負わず使える一本」を探し求めたときにお迎えした香りです。
甘くリッチなバニラを軸に、重すぎず軽すぎないバランスの良さが印象的。
この記事では、パフュームオイルファクトリーならではの特徴に触れながら、No.15 バニラ・オレンジ の香りを丁寧にひも解いて行きたいと思います。
是非最後までご覧ください。
ブランドについて
パフュームオイルファクトリーは、香りをもっと自由に、もっと身近に楽しむことを提案している、2012年に設立された日本発祥のフレグランスブランド。
アルコールを使用した一般的な香水では、香りの強さや拡散性が気になってしまい、日常では使いにくさを感じている方も少なくありません。
パフュームオイルファクトリーは、そうした香水との距離感に着目し、アルコールや水を使わない「オイル香水」を中心に展開しています。
肌にのせると体温とゆっくり溶け合い、主張しすぎることなく穏やかに香り立つのが特徴。
香りが空間に広がるというよりも、自分のためにそっと寄り添ってくれるような存在です。
そのため、職場でも使いやすく、日常の延長線に自然に溶け込んでいきます。
また、香りに過剰なイメージを与えず、番号で表現している点も印象的です。
それぞれの香りをどう感じ、どう使うかは身につける人次第。
「誰かに印象づける香り」ではなく、「自分自身が心地よくいられる香り」を大切にする…
そんなブランドの思想が、このシンプルなスタイルからも伝わってきます。
The ORIGINALの特徴

パフュームオイルファクトリーでは、
- 31種類の香りを1ヶ月になぞらえた「The ORIGINAL PERFUME OIL」
- 日本の四季や伝統をモチーフとした「The JAPAN PERFUME OIL」
- より上質な天然香料を贅沢に使用した「The PREMIUM PERFUME OIL」
といったラインを展開しています。
そのほか、定期的に「期間限定の香り」も登場し、コレクションする楽しさがあるのも魅力のひとつ。
全てロールオンタイプのオイル香水で、使い勝手の良さや持ち運びの手軽さも特徴です。
一般的な香水には、香りの世界観を反映したボトルデザインやネーミングがあり、それらや香りをイメージするうえで大切な手がかりになります。
一方で「The ORIGINAL PERFUME OIL」は、1から31までの番号とメインとなる香料が記されているだけの、非常にミニマルな佇まい。
しかし、それぞれの香りは1ヶ月の中のさまざまなシーンを想定して作られており、ひとつひとつに短いストーリーが込められています。
視覚や名前に頼らず、香りそのものと向き合う・・・そんなユニークなアプローチが、このシリーズの大きな特徴です。
また、記念日や誕生日の日付にちなんだ香りを選べることから、ギフトとしても高い人気を誇ります。
たとえば12月25日であれば、”No.12イランイラン・フランジパニ”と”No.25マンダリンレット・ハニーサックル”を2本セットで贈る、というのも素敵な選択ですよね。
なお、香りそのものとは別に、エジプトの職人が手作業で仕上げる専用香水瓶(別売り)も用意されています。
オイル香水の中身を移し替えて使うアイテムで、エジプトらしいオリエンタルなデザインが美しいガラスボトルです。
No.15 Vanilla,Orangeの詳細
パフュームオイルファクトリーのオイル香水は、多彩な香りのラインナップやブランド思想、そして天然香料による柔らかな香り立ちが特徴です。
ここまで、その魅力についてお伝えしてきました。
- 容量:8ml
- 価格:6,600円(税込)
※The ORIGINALを含む、すべてのオイル香水共通の仕様です
(表示価格、製品ラインナップは、2026年1月18日時点の情報です)
※2026年2月10日より価格改定が実施されました
ここからは、The ORIGINAL No.15 バニラ・オレンジについて、詳しくご紹介していきます。
- 香りのストーリー
- 香りの特徴
- どこで買える?
順番に見ていきましょう。
香りのストーリー

何でもない日常を豊かに。
一日一日の幸せを願って作られた、31種類のオリジナルパフュームオイル。
前述のとおり、31種類の香りは「31日間」を表しています。
”15日”のストーリーは以下のように語られています。
”夜の飛行機で目が覚めた。
小さな窓のシェードを上へ開けると、青白く光る雲海が広がっていた。
外気温、マイナス50度。
Tシャツ姿の私は、オレンジジュースを飲み干した。
いつもより喉が乾くのは、乾燥した機内のせいだけではきっとない。”
オリジナル31種類(31日分)それぞれに、香りを紡ぐ「ちょっとオシャレな」ストーリーが用意されています。
ストーリーと実際の香りとどこまでシンクロしているかは感じ方それぞれですが、楽しく読めるのは確か。
心の琴線にしっくりくるストーリーから香りを選ぶのもアリかもしれませんね。
香りの特徴

公式では次のように説明されています。
”甘くリッチなバニラを贅沢に、バレンシアオレンジの甘酸っぱさをアクセントに添えて。あなたの温かい優しさを周囲に伝え、繋がりの輪が広がります。”
公式の説明にあるとおり、バニラとオレンジを主軸とした、甘いながらも酸味を感じられる、グルマン系に寄り過ぎないバランスの良い香りです。
香りの構成
トップノート:オレンジ、ブラックバイオレット、バレンシアオレンジ
ミドルノート:コーヒーブロッサム、ローズ
ラストノート:バニラ、パチュリ
ノートに含まれる香料、「コーヒーブロッサム」は、コーヒーの成木から、コーヒー豆の元となるコーヒーチェリーが実る前段階に咲かせる白い花のこと。
直接的にコーヒーの香りがするというわけではなく、バニラやチョコレートを思わせる、甘さのあるフローラルの香りを放つそうです。
どこで買える?
パフュームオイルファクトリーのオイル香水は、銀座本店をはじめ、全国の直営店舗で実際に香りを試してから購入できます。
店舗の所在地や最新情報は、公式サイトの店舗一覧ページから確認できます。
また店舗を訪ねるのが難しい方は、公式オンラインショップでも購入可能。
香りのサンプル(試香紙)を郵送してくれるサービスを利用するのもおすすめです。
私は、いつも銀座本店を利用しています。
約40種類もの香りの中から、たくさん試香していると、鼻が利かなくなり香りがわからなくなってしまうもの。
そんなときに、鼻をリセットする「コーヒー豆」が置いてあるのが地味にありがたいサービスです。
No.15 Vanilla,Orangeを実際に使ってみたレビュー

今回レビューするのは、「The ORIGINAL PERFUME OIL」全31種類の中から選んだ、No.15バニラ・オレンジです。
数あるオリジナルの香りの中で、なぜ私が15番を選んだのか。
理由はとてもシンプル。
バニラ×オレンジ×コーヒー
この組み合わせに強く惹かれたからでした。
前述したとおり、コーヒーといっても豆の香りではなく、豆になる前に咲く「コーヒーブロッサム」の花の香り。
実際に苦みを感じることはありませんが、どこかコーヒーらしい温かみや、芳醇さがほんのりと漂います。
香りの構成
トップノート:オレンジ、ブラックバイオレット、バレンシアオレンジ
ミドルノート:コーヒーブロッサム、ローズ
ラストノート:バニラ、パチュリ
キャップを外して鼻を近づけると、まず立ち上がるのはジューシーなオレンジの香り。
そして肌にのせると、オレンジの甘酸っぱさとともに、バニラの柔らかな甘みが広がっていきます。
ジャスミンを思わせるような芳醇な甘さは、コーヒーブロッサム由来のものかもしれません。
トップからラストへとノートは構成されていますが、個人的には大きな香りの変化は感じられず、全体を通してなめらかにつながる印象です。
バニラはしっかりと香りますが、重たさはなく、軽やかさを含みながら穏やかに続くところがお気に入り。
パフュームオイルファクトリーのオイル香水は総じて持続性に優れていますが、No.15はその中でも特に長持ちする香りだと感じています。
✔官能的ではない、軽やかなバニラの香りが好きな人
また、私がこのブランドを気に入っている理由は、香りそのものだけではありません。
無駄を削ぎ落としたシンプルな佇まいと、ポーチにすっと収まるスリムなボトルも魅力のひとつです。
中でも、つや消しゴールドのキャップは上品でとても好み。
ロールオン香水によくある「うっかり出すぎてしまう」問題も、このブランドではほとんど感じません。
中身が出る量が絶妙で、こうした細やかな配慮も含めて、完成度の高さを感じています。
こちらの記事でも、No.15バニラ・オレンジをご紹介しています。
オイル香水の使い方

ロールオンタイプのオイル香水は、スプレータイプのアルコール香水に比べて量の調節がしやすく、香水に不慣れな方でも扱いやすいのが魅力です。
一方で、拡散力が控えめな分、香水に慣れている方ほど「もう少し足したくなる」こともあるかもしれません。
気軽に使える印象のあるオイル香水ですが、パフュームオイルファクトリーの香りは、種類によってはかなり長時間しっかり残ります。
特に、No.15バニラ・オレンジは香りがやや強めで、私が現在所有している3本の中でも、トップクラスの持続性。
寝香水として使うときは、両手首と胸元の3ヶ所に塗布すると、6時間ほどの睡眠でも翌朝まで香りが残っています。
そのため、日中の外出時には、腰と胸元の2ヶ所に留めるようにしています。
余談ですが、私が持っているNo.21アンバーグリスは、立ち上がりがかなり穏やかで、体調や外気などの影響によっては、ほとんど香らないことも。
その場合は、2,3ヶ所に限らず、少し多めに塗布しています。
このように、香りごとに立ち上がりや持続力には違いがあります。
まずは2ヶ所から始め、様子を見ながら少しずつ足していくのが安心です。
私が香りを足すときは、体の上下や表裏を意識して、立体的にまとうようにしています。
まとめ
パフュームオイルファクトリーの「The ORIGINAL PERFUME OIL No.15 バニラ・オレンジ」は、こっくりとした甘めの香りでありながら、重たさを感じさせない絶妙なバランスが魅力の一本です。
主張しすぎない香り立ちと、オイル香水ならではの穏やかな広がりは、香水初心者の方はもちろん、強い香りが苦手な方にもおすすめ。
香りを「まとう」というより、暮らしの中に溶け込ませる。
そんな感覚を楽しみたい方に、ぜひ一度手に取ってみてほしい香水です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。